誰でもできるアクセシビリティ

ホームページのユニバーサルデザイン化

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 このページでは、ホームページ作成初心者でも可能なアクセシビリティに関することをテーマにしています。

 高齢者介護Networkも、初心者なりにホームページのユニバーサルデザインに取り組んでいる(つもり)であります。

 本格的に取り組まれる方は、「パソコンボランティア・IT支援」のホームページを参考にしてください。



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 障がい者のパソコン利用は、マウス、キーボードなど、障がいがあっても使い易いものが発売されており、それを使用したり、障がい者自身が工夫し、自分の状態に即した環境を構築したり、パソコンボランティアの方々の支援によって利用される方など様々です。

 我々一般ユーザーができることとは?

 ホームページ作成者が直接訪問者にアプローチできるのはディスプレイに情報を表示することです。

 音楽を聴いてもらいたいと音楽を鳴らしたり、音声情報を流すこともありますが、活字や画像を表示して、それを目で見て頂くことが主だと考えます。

 つまり、一般のホームページ管理者は、視覚障がい者を主に意識したページ作りを心がけることが重要です。

 シニア向けサイトなどでは、字を大きく表示しているサイトを見かけます。これも見る方へ配慮した試みと考えます。




【視覚障がい者の方はどうやってパソコンを利用しているの?】

 文字情報を音声で読み上げるソフトを利用しているとのことです。IBMから発売されている「ホームページリーダー」などがあります。

 実際にこのソフトを購入し、自分の作成したホームページを実際にチェックする、ということを全ての方が実践することは難しいと思いますし、現実、私もそこまではしていません。

 ここでは、ほんのちょっとした心がけでできることをテーマにします。


【誰でもできる音声読み上げソフトで読みやすいホームページ作成の基本】

1.強制改行のポイントに気をつける


 (例) 高齢者の介護について、高齢者介護Network
  読み(こうれいしゃのかいごについて、こうれいしゃかいごねっとわーく)


 改行によってこのようになるとのことです

 (例) 高齢者の介護について、高齢
     者介護Network
  読み(こうれいしゃのかいごについて、こうれい ものかいごねっとわーく)

2.スペースの使用に気をつける


 (例) 高齢者
  読み(こうれいしゃ)

 (例) 高 齢 者
  読み(たか れい もの)

 このように、見た目、レイアウトに気を使うあまり、視覚障がい者の方にとってとても読み難いものとなっているとのことです。私、高齢者介護Networkもまだまだ偉そうなことを言える状況ではありません。「これはマズイ」と気がついたら直す、といった感じです。

 視覚障がい者の方をターゲットにしたサイトは、見た目が非常にシンプルであります。全てのサイトに、それと同じようにしましょうということではありません。一般向けのレイアウトも疎かにできない現実もありますから。


3.画像には代替テキスト(alt属性)をうまく使う


                          高齢者介護Networkのバナー


 このバナーにマウスポインタを置くとテキストが表示されます。音声読み上げソフトは、画像データは無視して飛ばしますが、このようにalt属性を入れるとそれを読み上げるとのことです。

 ここで一つ、厄介なのは、ハイパーリンクが設定されている場合、そのリンク先ファイル名を読み上げてしまうということです。例えば「リンクコウレイイチ、リンクコウレイニ」というふうな具合です。

 これを聞かされたらたまったものではありませんね。

 リンクを設定した画像には、必ずその行き先や目的をalt属性を入れるなどして読ませるようにしないといけません。

 私は、特に重要でない画像には何も入れず、読み上げないようにし、そのページの雰囲気を知ってもらうため説明したいものは、例えば「車椅子に乗っているおばあさんの介護をするおじいさんを絵で表示」といった説明を入れたりします。

 リンク集のバナーには必ずそのサイト名を入れます。これはアクセシビリティの観点うんぬん以前、リンク先への礼儀だと言われる方までおられますが、私自身ホームページ初心者なので実際はわかりません。
 
 ホームページリーダーは、通常の文字を男性の声で読み上げ、テキストリンクや画像の代替テキストは女性の声で読み上げるそうです。


(私が犯した失敗例)


 上記のことに気をつけ「これなら」と考えていました。

 実際にホームページリーダーでテストすれば完璧ですが、決して安いものではありませんし、とにかく、「パソコンボランティア・IT支援」のサイト様から得た知識の中で自分が実践できそうなことのみということで、得意げに「相互リンクのお願い」をしました。

 そのホームページは視覚障がい者の方が作成されたホームページであり、実はこの世界では有名な方であり、福祉関係ホームページ作成者としては憧れの存在といった感じなのですが、その方に対して自信満々に「アクセシビリティというものに興味があります」などと書き添えていたのです。

 その後、なんとも恥ずかしい失敗に気がついたのです。

高齢者介護Networkがトップページで犯していた失敗を画像で表示しています。現在は改善しています。


 上記画像の、メニュー、リンク先テキストの前にあるリストマークの画像、テキストとつなげるようにリンクを挿入してしまっていたのです。

 ところどころ、思惑どおりリンクを切り離しができている部分もありましたが、読む側にとってはかえって酷い状況であったろうと推測します。

 ホームページビルダーを使っておられる方、気をつけてください。

 リンク切り離しをすればよいのですが、もう腹が立ってしまって、リストマーク自体を削除してしまいました。

 断っておきますが、私自身、ホームページ作成するようになって半年にも満たない初心者であり、アクセシビリティを気にしだして半月。他にも恥ずかしい失敗を犯してしまっている箇所はあると思います。

 このページを公開することも勇気がいりますが、完璧を目指すならホームページリーダーで実際にテストしてみないといけません。 

 しかし、ホームページリーダーを購入が必要となれば、アクセシビリティに取り組む方がグンと減ってしまうと想定されますので、私のようにメールを出さなければ恥をかくことはありませんし、上記のことに気をつけるだけで全く配慮のないホームページよりは、そこそこ読みやすいホームページにはなっているのではないでしょうか。


 読み手もさるもの!誤字脱字の言わんとしていることを察し、笑いながら音声を聞いておられるのかなと。

 誤字脱字の訂正は障害の有無に関係なく、全ての方へのアクセシビリティである。


4.もう一つ


  こういうリンクを見かけます  トップページ 

  これは手の不自由な方にとって大変困るのでリンクを広く 1 トップページ などとします。

 画像リンクの場合、小さい画像は避けます。勿論、代替テキストも入れて。


 以上、初心者でも、だれでもできるアクセシビリティでした。

 本格的に学びたい方はIT支援リンク集または障がい者施策リンク集のサイトで!


 2007年7月9日 、 追記

 Lynxという無料のアクセシビリティチェッカーで当サイトをチェックしました。

 ちょっと微妙です。

 マズイのはテーブルの使用です。

 TOPページは、メインメニューより先にネットワークリンクを読みますが、これは、当サイトの趣旨からして、まぁいいかなと思うのですが、もう少し何とかしないと・・・。

 とある、人口3万程度の自治体のホームページに、アクセシビリティについて非常に詳しく記述されていたので、そのサイトのソースを参考に、ちょっと研究していこうと考えます。

 健常者からの見た目も損なわず、SEOにもいいといった具合です。

 個人のサイトなどでは、ソースを見られるのを嫌って、フレームアンド右クリックができないサイトをみかけますが、この役場さんのは「どうぞ参考に!」と言わんばかりなので、見させてもらいます。すみません

(つづく)




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